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- 2021.07.28 Wednesday
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厳しかった夏が過ぎ、朝晩はだいぶ気温が下がるようになってきました。
地震、台風と自然災害が相次ぐこの頃、石巻でも、被災地の様子を報道で見て、「7年前を思い出す」と心を痛めている方がいらっしゃいます。一日も早い復興を皆でお祈りしています。
最近の石巻ベースの様子をご紹介します。
オープンスペースでは、皆さん座っておしゃべりをしたり、手仕事をしたり、ほとんど同じ姿勢のまま過ごしています。「みんなで体を動かせたらいい」というスタッフの提案で、9月から、1日2回、ラジオ体操をすることになりました。
午前11時には第1、午後3時には第2体操をしています。
時間になると、スタッフの「始めますよ〜」の声がけで、手芸をしている人も手を休め、ボランティアさん、スタッフも一緒に動きます。ラジオ体操の後は、手指の体操。中でも、両手の指をつけて、親指から順にグルグル回す体操は難しく、皆さん苦笑いをしながらも毎日続いています。ラジオ体操の時間に合わせてベースにいらっしゃる方、午後の体操が終わると、一日の日課が終了、といった感じで帰っていく方もいます。「結構効くね!」「すっきりするね」と皆さんの反応は上々です。
涼しくなって、そろそろ編み物を始めたくなる季節。
去年に引き続き、横浜AOSへの協力として毛糸の帽子作りと、今年は仙台の聖ヴィンセンシオ・ア・パウロ会への協力として、指なし手袋作りに協力しています。編んでくださる方々には、「無理なく、楽しくできる範囲で編んでください」と伝えて毛糸を渡していますが、皆さんペースが速いのでびっくりします!
皆の手を借りて、毛糸巻きをしています。
「母の手伝いでよくやらされたもんだ」「私はコタツの脚を使ってやった」などと思い出話が飛び交います。
慣れない男性陣には、そばで見ている人から「息を合わせてやらなくちゃ!」と叱咤激励も。
東北の秋と言えば、芋煮会。
9月19日には、オープンスペースで芋煮会と映画会を行いました。
芋煮会では、山形風のしょうゆ味・牛肉入りの芋煮を提供しました。常連の女性お二人が朝早くから手伝いに来てくださり、だしのきいたおいしい芋煮ができました。
みんなの連係プレー。
ふだんオープンスペースに来られている方々が配膳を手伝ってくださり、60名近い方と芋煮を楽しみました。
「おつゆだけでもいいから、お代わりちょうだい!」と声がかかるほど、大好評でした。
みんなで食べるとことさらおいしく感じます。
午後からは映画会。35名の方が一緒に楽しみました。
今回の上映作品は「フラガール」でした。
昭和40年代、福島県いわき市の炭鉱の町にできた「常磐ハワイアンセンター」にまつわる実話がもとになっています。
フラダンスショーを成功させるために、奮闘する人々の姿が描かれています。
芋煮会の後で、お腹いっぱいで眠くなる人がいるかも?と思いましたが、お国ことばの響きも親しみやすく、ドタバタの前半、切ない中盤から感動のラストまで、笑ったり泣いたりで忙しく、上映後には自然に大きな拍手が起こりました。
皆さんうっすら涙を浮かべたまま、「いい映画だった〜」「また映画会やってね」と言いながら帰っていかれました。
この後、10月は秋の遠足、12月にはクリスマス会を予定しています。
「みんなが楽しい時間を過ごせるように」、スタッフ全員で話し合いながら、準備をしていきたいと思います。